Salesforceでは営業活動や顧客管理の変化に合わせてカスタム項目の追加や削除が発生することがあります。TROCCOの転送設定に変更が反映されていない場合、追加されたカスタム項目が転送先に反映されないことや、削除されたカスタム項目があるために転送ジョブがエラーとなります。
スキーマ自動追従 の機能を利用することで、Salesforce側のカスタム項目の追加や削除を検知し、転送設定と転送先BigQueryのテーブルを自動で更新します。この機能は転送先がBigQueryの場合にのみご利用いただけます。
※オブジェクト取得方法が「オブジェクトの項目を全転送」または「オブジェクトの項目を差分転送」の場合に有効な機能です。
設定方法
転送設定STEP2のカラム定義にて スキーマ自動追従設定 をONにし、 スキーマ変更を自動で追従してジョブを続行する を選択してください。また、通知先となるSlackのチャンネルを設定してください。
カスタム項目の変化によるスキーマ自動追従の動作
カスタム項目が追加された場合
追加されたカスタム項目は転送対象となり、転送設定STEP2のカラム定義に追加されます。また、BigQuery側のテーブルに対応するカラムが追加され、以前のレコードにはNULLが入ります。
Custom_Field__c を追加した場合の例:
追加前のBigQueryのテーブル:
| Id | Name | Type |
|---|---|---|
| 001 | Tanaka Taro | Customer |
| 002 | Yamada Hanako | Partner |
追加後のBigQueryのテーブル:
| Id | Name | Type | Custom_Field__c |
|---|---|---|---|
| 001 | Tanaka Taro | Customer | NULL |
| 002 | Yamada Hanako | Partner | NULL |
| 003 | Sato Jiro | Customer | Gold |
カスタム項目が削除された場合
削除されたカスタム項目は転送対象から外れ、転送設定STEP2のカラム定義から削除されます。BigQuery側のテーブルには対応するカラムはそのまま残り、これ以降追加されたレコードにはNULLが入ります。
※BigQuery側でカラムにNULLが許容されている必要があります。カラムにNULLが許容されていない場合、転送ジョブはエラーとなります。
Custom_Field__c を削除した場合の例:
削除前のBigQueryのテーブル:
| Id | Name | Type | Custom_Field__c |
|---|---|---|---|
| 001 | Tanaka Taro | Customer | Gold |
| 002 | Yamada Hanako | Partner | Silver |
削除後のBigQueryのテーブル:
| Id | Name | Type | Custom_Field__c |
|---|---|---|---|
| 001 | Tanaka Taro | Customer | Gold |
| 002 | Yamada Hanako | Partner | Silver |
| 003 | Sato Jiro | Customer | NULL |
カスタム項目のデータ型が変更された場合
カスタム項目のデータ型が変更された場合は、スキーマ自動追従は行われません。データ型の変更の検知がSlackに通知されますので、以下の操作を行ってください。
- 転送ジョブはキャンセルされ、Slackにスキーマ変更が通知されます。
- 通知のリンクから変更内容を確認し、転送設定のカラム定義を更新してください。
- 転送設定を保存すると、BigQuery側に変更を反映するかの確認があります。
まとめ
カスタム項目の変更内容に対するスキーマ自動追従の動作は以下の通りです。スキーマ自動追従を有効にすることで、Salesforceのカスタム項目の変更による転送処理の設定変更にかかる工数を削減することができます。
- カスタム項目の追加:転送先にカスタム項目が追加され、既存のレコードにはNULLが入る。
- カスタム項目の削除:削除されたカラムを除外して転送する。転送先にはカラムは残り、以降のレコードにはNULLが入る。
- カスタム項目のデータ型の変更:転送ジョブはキャンセルされ、手動での対応が必要。
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