プライベートネットワーク上にあるデータソースへ接続する方式は、大きく分けて4つの選択肢があります。
お客様の「セキュリティ要件」や「ご利用中の環境」に合わせて、最適な方式をご選択ください。
重視するポイントから選ぶ
要件に合う接続方式を以下の表から絞り込んでみましょう。
| 要件 | おすすめ |
|---|---|
| インターネットにデータを通さずセキュアに接続したい | AWS PrivateLink または Self-Hosted Runner |
| データをTROCCOに送信したくない(社内環境で完結させたい) | Self-Hosted Runner |
| AWS環境でインバウンドポートを開けずに接続したい | AWS Systems Manager Session Manager |
| 追加費用をかけず、手軽に接続したい | SSHトンネル |
各接続方法の特徴とメリット・デメリット
◎ SSHトンネル【手軽さ重視】
TROCCOから、インターネットを経由してお客様の踏み台サーバーにSSH接続します。
メリット: 追加費用なし。もっとも手軽に構築可能。
デメリット: 踏み台サーバー側でインバウンドポートの開放が必要。データが暗号化されてインターネット上を通過する。
対応コネクタ: Amazon Redshift、Azure Synapse Analytics、Db2 for LUW、Microsoft SQL Server、MongoDB、MySQL、Oracle Database、PostgreSQL
◎ AWS Systems Manager Session Manager【AWS向け・ポート開放不要】
SSH踏み台のインバウンドポート不要な代替手段です。SSM Agentを経由してセキュアに接続します。
メリット: 追加費用なし。踏み台サーバーのインバウンドポートを開放することなく接続可能。
デメリット: AWS環境(EC2)に限定。対象サーバーにSSM Agentの導入やIAMインスタンスプロファイルの設定が必要。
対応コネクタ: MySQL、PostgreSQL
◎ AWS PrivateLink【閉域網接続・高セキュリティ】
TROCCOとお客様のAWS環境を、インターネットを経由しない「AWS閉域網」で直接接続します。
メリット: データがインターネットを一切通過しないため、極めて安全。
デメリット: 有償オプション契約が必要。AWS側のネットワーク設計や初期設定がやや複雑。
対応コネクタ: MySQL、PostgreSQL、Oracle、Microsoft SQL Server、Amazon Redshift、SFTP、Snowflake、Amazon S3
◎ Self-Hosted Runner【高セキュリティ・データ不透過】
転送処理をお客様のネットワーク内で実行する方式です。データ自体がTROCCOの環境に送信されないため、最も高いセキュリティレベルを実現します。
メリット: データ自体がTROCCOの環境に送信されない。AWSに限らずオンプレミスや他クラウド環境にも対応。インバウンドポートの開放も不要(アウトバウンド通信のみ)。
デメリット: 有償オプション契約が必要。お客様側でRunner用の実行環境(サーバーなど)の構築・維持管理が必要。
対応コネクタ: Amazon Redshift、Amazon S3、Amazon S3 Parquet、Azure Blob Storage、Databricks、FTP・FTPS、Google BigQuery、Google Cloud Storage、HTTP・HTTPS、Microsoft SQL Server、MongoDB、MySQL、Oracle、PostgreSQL、SAP S/4HANA OData、SFTP、Snowflake
比較表
各接続方式の主な特徴をまとめています。詳細は上記の各方式の説明をご参照ください。
| SSH踏み台 | SSM | AWS PrivateLink | Self-Hosted Runner | |
|---|---|---|---|---|
| インターネット通信 | あり | あり | なし(AWS閉域) | なし(アウトバウンドのみ) |
| インバウンドポートの開放 | 必要(デフォルト22番) | 不要 | 不要(ただし閉域網内でのインバウンド通信許可は必要) | 不要 |
| 転送データのTROCCO経由 | あり | あり | あり | なし(お客様環境内で処理) |
| 対応環境 | 制限なし | AWS(EC2) | AWS | 制限なし(オンプレ・他クラウド可) |
| 追加費用 | なし | なし | あり(有償オプション) | あり(有償オプション) |
| セキュリティレベル | 低 | 中 | 高 | 最高 |
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